亡くなって1年以内の故人を迎えるお盆のことを「新盆」または「初盆」といい、通年行うお盆とは内容が異なります。
また、新盆は忌明け(四十九日)を過ぎてから行う祀りなので、亡くなってから四十九日が経たないうちにお盆を迎える場合は、翌年に新盆を行うのが一般的!
通常のお盆の準備のほかに、新盆を迎える家だけが準備する「白提灯(白紋天)」を用意する!白提灯は、「故人が道に迷わず、無事に家まで帰ってくることができるように」との願いを込めて軒先に飾り、お盆が終わったら速やかに処分します。
なお、提灯は家族が準備する以外にも親族や知り合いから贈られることもある!
新盆の準備とおもな流れ




縁日・盆踊りまたは草市の風景
縁日の風景
![]() [画像参照:木之本地蔵院縁日:systemi.com] |
![]() [画像参照:満光寺の縁日:lovearakawa.blog.so-net.ne.jp] |
盆踊りの風景
![]() [画像参照:神戸市灘の盆踊り:city.kobe.lg.jp] |
![]() [画像参照:東京都の小学校盆踊り:sukebezizy.typepad.jp] |
草市の風景
![]() [画像参照:月島の草市(夜):mawari.cocolog-nifty.com] |
![]() [画像参照:月島の草市(朝):chibicom.cocolog-nifty.com] |
お盆の時期は、地方によって7月、8月、旧暦と異なっている!
以前は、旧暦の7月15日に行われていたお盆ですが暦が新暦となってからは、7月に行われる地域、8月に行われる地域、旧暦どおりに行われる地域に分かれています。
お盆の時期には、故人や先祖を迎えるために「盆棚」の準備をして、盆提灯を組み立て軒先や仏壇の傍に飾ります。その際は、仏壇を清掃し仏具を磨いて綺麗にしておきましょう!
新盆には「ご仏前」を持参する人が多いので、菓子折り程度の返礼品を用意してお帰りの際に手渡します。なお、ご仏前の額が高額であれば後日改めてお返しをするとよい!
また、盆棚に飾った物の処分について、食べれるものはいただき、それ以外は半紙などに包んで捨てても大丈夫です。